新年明けましておめでとうございます。今年のストリートダンス界の展望
ブログを約1年ほどお休みいただいておりましたが、今年はできるだけ更新していきます。
昨年はダンスシーンもスタードラフト会議などの地上波で大々的に取り上げてもらったり、beat buddy boiが単独ライブで沢山のお客さんを動員したり、wrecking crew orchestraの光のパフォーマンスがYOUTUBE再生回数800万回を超えたりと、世間一般の方にストリートダンスがより認知された年となりましたね。
この、スタドラ、B.B.B、wrecking crew orchestraの3つの動きが今現在現場(私で言うダンススタジオ)では、どうなっているかと言いますと、意外に地上波のゴールデンタイムを使って大々的に沢山の人から見てもらっているはずのスタドラの反響は薄く、beat buddy boiは、関西での露出が極端に少ない割には話題性には事欠かない状況があり、(ライブの評判が良いこともあります。一説にはダンス界のドリフターズになりうるのでは?とも言われるほど、ダンスの評価はさることながら、沢山の笑いがあり、見事なエンタメに消化されているみたいです。やはり志村はあの人、高木はあの人なんでしょう。)W.C.Oに関しては年始早々地上波の世界一のショータイムでトップバッターで取り上げられるほどの話題性、何より興味がある人しか見に来ないYOUTUBEで800万回再生されるということが現在の勢いを物語ってますね。今年は様々な国からお呼びがかかっているみたいです。
でも、昔ならテレビに出ようものなら、凄いステイタス、その後の反響がありましたが、最近ではほんまにみんな地上波見てる?と思う程、反響が薄くて悲しくなりますね。w.c.oでしたら当スタジオのインストラクターにメンバーが2人(SHINGOさん、KIMIKOさん)在籍しておりますが、顔が見えないこともあってか、急激に生徒さんが増えると言うことはありません。もちろん元々人気のある先生なので、増えすぎても困る部分はございますが。スタドラのモータルコンバットにおけるRYOMAさんもしかりです。
かといって昔のテレビほどの反響を現在のネットでは期待できませんし、この時代は、80年代~90年代に急激に便利になった時代の反省を生かし、いかにして便利になったネット環境を生かしつつ、本質、中身のあるモノををユーザーに届けられるかを試されているのかもしれません。
世間に向けてのダンスシーンのプロモーションは昨年大成功だったので、今年は中身のシーンである、DANCE DELIGHT,DANCE@LIVE,全国スーパーキッズ、全国のダンススタジオ、それぞれのダンスコンテンツにとって本当に忙しい年になってくれれば嬉しいですね。テレビやYOUTUBEでストリートダンスを見た人達に、是非ダンススタジオや、ダンスイベントに直接来ていただき、迫力のあるダンスに触れていただきたいですね。
私どもダンススタジオは、今年はどんな年になるのでしょう。おそらくストリートダンスを始めたいと思っている方は沢山増えていると思います。踊りたい!!と考えている一般的な感覚を持っているお客様に、いかにしてフィットネスクラブレベルの接客、対応、ケアができるのかがある種のポイントになるのではないかと思います。
受付レベルだけの話ではなく、各インストラクター(ダンサー)の意識もさらにサービスということを意識して頂く必要性も出てくることでしょう。ここ数年の生徒さんの傾向でいいますと、職人気質の生徒さんが多くの割合を占めていた5年以上前と比べると、楽しく気持ちの良いサービスをレッスンに期待する生徒さんが確実に増えております。
もちろん本質的なものを提供するという意味では、楽しく教えることが上手ということだけではなく、踊ったらスーパーマン、唯一無二の技術を指導できる講師を選び、レッスン指導をして頂くこともダンススタジオとして大事なので、一概には言えませんが、現在ダンススタジオ運営を支える一因として、スーパーレッスンプロの存在が間違い無くございます。
数年前ではありえなかった一般ユーザーを更に意識しながらスタジオ運営ができるというのは、更に仕事にできているということで、元々ボランティア、慈善事業の意識でスタートした私にとっては幸せ以外の何ものでもないことであります。
フィットネスのようにマシーンと向き合い、マニュアル化されたプログラムで体を動かすでもなく、格闘技ジムのように体を傷つけるわけでもなく、音楽に合わせて楽しく体を動かしながら自身が上手になっていくことを実感し、発表会などで非日常を楽しめるダンススタジオは、もっともっと一般の方から愛されるコンテンツとなる可能性を沢山秘めています。
ダンサー、ダンススタジオ、ダンスイベントオーガナイザー、お客様の受け手側でそういった意識を少しでも持つことで、必ず素晴らしい業界になっていくことでしょう。
今年はその後何年間にも繋がるような素晴らしい環境を整え、沢山の生徒さんが楽しく通える場所作りに勤しんでみたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします。